アルコール消毒が難しい革製品。なぜアルコールは革に良くないかといいますと、革には脂分が含まれています。それがなくなるとカサカサになってしまいます。アルコールの働きの一つに「脱脂」というものがあり、つまり革の脂分を奪ってしまうのです。
手洗いや手指の消毒を徹底しているからこそ、外に持ち出したバッグや履いた靴の「除菌」の必要性を感じるわけですが、革のバッグや靴にアルコール消毒をしたところ、シミになったり色落ちしてしまったりという事例が多発しているようです。
↑↑↑ アルコールがかかって、変色してしまった(部分的に白くなった)バッグの事例を見ることができます。
他にも検索するとたくさんのリフォーム屋さんが「革製品をアルコール消毒しないで」という記事を挙げています。いったん色落ちしたり、白くなってしまったら…絶対それ以上触らず、プロに修復を任せてくださいとのことです。
そもそも、アルコールは・・・ウイルス・菌の脂肪質の膜を「溶かして」不活性化するため、ちょっと時間がかかるのです。スプレーでシュッシュと軽く吹きかけただけでは完璧には除去できません。その点イーダッシュはノンアルコールですが、効果が高い成分のため、ウイルスの膜を破壊するパワーが強いため、アルコールより短い時間でウイルスを死活化させることができます。
イーダッシュは革製品も大丈夫。全く同じ成分(BV4)が、大手シューケアメーカーさんの靴のカビ防止スプレーに採用されています。
コーボウケミファでカビの生えてしまった革ジャンに、イーダッシュをスプレーしてみました。
除菌・カビ予防でしたら、スプレーして、しばらくしたら軽く拭き上げてください。イーダッシュの成分は揮発性がないので、しっかり添着します。ウイルス・菌を死活化するには数秒では難しいので、最低でも30秒おいてください。また、イーダッシュは水分が含まれておりますので、水分が長時間残留するとカビの原因となるため、拭き上げるもしくは水分を残さないということが大切になります。
イーダッシュはゴム、木、金属、繊維にも大丈夫。例えば革靴ですと革の部分だけでなく、ゴムを使ってある部分もあります。イーダッシュはゴムも含め、マルチに除菌できるので、材質を気にせず気軽にスプレーできとても便利です。ぜひご活用ください。